できていないことばかりに目がいくあなたへ‐小さな変化に注目する編
1月も後半に突入しました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
2017年のことを振り返ることも減ってきて、2018年の目標を立ててみたものの何気なく日常はすぎ、「もう、1月もこんなにたったの?」と焦っている方もいらっしゃるかもしれません。まさに、私のこと、、、というのは置いておいて。
年末年始の時期には、去る年を振り返る機会や、迎える年への抱負を語ることがいつも以上にあったと思います。SNSなどでは、そのような投稿もよく目にしました。
たいていの投稿は、仕事での活躍、プライベートの充実(フェスブック自体リア充アピールのツールという側面も)、良い意味での変化など、ポジティブな表現が溢れていました。
(「溢れていた」というのも結局、主体が切り取った世界でしかありませんが。その部分は語らずに…。)
もしあなたが、そのような投稿や誰かとの会話を通して、他人と自分を比べ、「自分なんて」と自分の変化のなさや、「できていないところ」ばかり注目してしまうのなら、すこし観点を変えて1年を、そして日常を振り返りましょう。
■【小さな内面の変化に目を向けること】
人はどうしても、大きな目に見える成果や成長に重点をおきがちです。といういより、意識しなければ、人間の脳は小さな変化を捉えられないようです。
自分や他人が目で見て分かるような成長だけが「変化」ではありません。
人は、自分でも気づかないような内面での小さな変化を繰り返し、それが蓄積されていくと、ある時自分でもわかる程、変化していたりするのです。
例えば、なにかしなければいけないことがあって、でもできていない現状があるとします。
「実行する」ということが、あなたにとっての「できた」かもしれません。
でも、体が動かない。そんな時もあるでしょう。気持ちが乗らない。そうそう、ありますよね。そして「実行できない」自分を見つけて、「ああ、今日もできていない。なんて自分はダメなんだ」と、自己否定してしまう。
「実行する」という結果だけに注目してしまうと、陥ってしまう自己否定パターンかもしれません。
ここで、変化の単位を小さくしてみましょう。
そして、気持ちの部分に焦点を当ててみてください。
以前は、「やらなければ」という想いばかり先行し、でもネガティブな感情や憂鬱さが優って行動に移せなかったとします。でも、今回は行動にまでいかなかったとしても、「ちょっとやってみようかな」と、すこしでも思ったとしたら、それがすでに変化です。
でも、またネガティブな感情に支配されてしまって、そうは思わなくなるかもしれません。
でも、一回でもいつもと違う感情が芽生えたことが、すごいことですよね。
拍手です!!
小さな変化なのか、大きな変化なのか、その変化を決め付けて、そして評価しているのはあなた自身なのです。
もちろん、世間一般的な評価基準ではないかもしれませんが(というかそんなもの存在しない!)、あなたの生きる世界は、あなたが観たいように観れるのです。
どんな瞬間にでも、あなたは変化しています。
そのことを、時々思い出してくださいね。
あなた、今日を生きてくれてありがとう。
視点を変えると木々もこんな風に見えるのだ。