ワタシと宇宙
そろそろ明らめよう。
この体が実存ではないことを受け入れよう。
あるがままの自分で生きる覚悟をしよう。
この宇宙は有機体/調和そのもので、
カラダの人間だけがワタシではなく、
その調和自体《調和を生みだす仕組み》《仕組みである動き》そのものが、
この宇宙の純粋な構成要素であり、本来のワタシなのである。
全てがワタシ。全ては調和。
何もかも満たされ、足りないものなど何ひとつない。愛だけがある。
分離も因果もない。澱みない、動き。
アナタはワタシで、ワタシはアナタ。
全てを生みだす《ひとつの動き》が、創り出した壮大な宇宙と個体の存在たちの物語。
自分はダレだ、何かに出逢いたい、刺激がほしい、色んな感情を体験を経験したい…
その懇切な想いから幻の物語を創り出した。
張本人さえそのことを忘れてしまうくらい、リアルで美しいゲームを設計した。
そして始まった人間脳を装着した 個体の存在「ワタシ」のストーリー。
脳と5感覚で織り成す美しすぎる世界。
時にその世界で生きることは苦しみと絶望を生みだす。
しかしそれは私のせいではなく、誰のせいでもない。
《ひとつの動き》が設計した人間の初期設定であって、本来のワタシに出会うための作戦だった。
今のそのままのワタシは素晴らしい
今のそのままのワタシは価値がある
今のそのままのワタシは愛されている
今のそのままのワタシは認められている
すべてヒトツなのだから。