元気を出す方法?無理に元気を出さなくてもいい。
「無理に元気をださなくてもいいんじゃない?」
これが、今日あなたに贈るコトバ。
元気でいること、明るく前向きであることが良しとされる世の中。
ふさぎ込んでいれば、「元気だしなよ」って言われるんだろうし、
自分の中でも「元気ない自分」を認識すると、「落ち込んでちゃだめだ!」とか思っちゃう。
悲しい感情って抱いたらだめなの?
ほんとはそんなことないよね。
感情そのものに良し悪しなんてないのだ。
大切なあの人が亡くなって、1年が経ちました。
その人を良く知る人が、「やっぱりこの時期は悲しくなるなぁ」と。
一週間、気が重い。
遊んでみたり、仕事に精をだしたり、なんとかごまかそうとするんだけど、悲しい気分は晴れない。
そうやって、頑張って元気をだそうとしている姿に出会った。
「無理に元気出さなくていいんじゃない?」
そういうと、その人は驚いた顔をして繰り返した。
「元気をださなくてもいい…!?!?」
そうだよ。
喜びがあって、悲しみがあって、
もっと彩とりどりの感情たちがいて、
わたしたちはつくられているんだから。
どんな感情と一緒に大切なあの人を思い出すのかは自由だ。
たくさんの楽しかった思い出と、失った悲しみ。
どっちが強いかなんてわからないけれど、
どっちもあなたが居たから沸き起こる感情なの。
その感情たちがあの人がいたことの証なのかもしれないね。
ほんとうはどっちでもいいんだよ。
悲しみに暮れても、無理に笑顔をつくっても。
どっちでもいい。
それでも、ずっと悲しんでいるのはだめだとか、そんなふうに片方を否定するのではなく、自然に湧いてくる感情を受け止め、受け入れ、まるっと包んで次にいきたい。
わたしはそう思っています。
そうやって、自分と向き合っています。
さぁ、今日も生きましょう。
あなた、今日も生きてくれてありがとう。