あなたへのコトバ。

「あなた」だけど、わたし。それでも、生きよう。生き合おう。これは「わたし」を生きるプロセス。

あなたを縛る心の中の「ねばべき」に気づく

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~せねば。~であるべき。

この「ねばべき」くん。

 

「ねばべき」くんが悪いわけではないし、

あなたが悪いわけでもない。

 

でも、この「ねばべき」くんを無意識に持っていることで、

それぞれのねばべき基準で相手や自分をジャッジしている。

 

一般的には「良い」とされる考えや行い、振る舞いさえも「ねばべき」に集約されていて、あなたを陰で縛り付けていたりする。

実は、それが結構あなたを苦しめていたりするのだ。

 

そして要注意は「キラキラ系のねばべき」くんだ。

 

あなたはどんな「ねばべき」くんを心に飼っていますか。

 

例えば、

・人はより良く生きるべき

・人は笑顔で生きるべき

・生き方の軸を持つべき

・自分らしさを発揮するべき

 

なんて、世間では自己啓発的に語られる「キラキラ☆ねばべき」くんだ。

 

ほかにも、

・自立して生きるべき

・悔いのない人生を送るべき

・仲間をたくさん持つべき

・一生懸命仕事をするべき

 

なんて、そこらじゅうにある。

こやつらは「キラキラ☆」でカモフラージュされているが、立派な「ねばべき」くんだったりする。

 

「こうでなければならない」と固定した瞬間、どんなに世間で称賛されている生き方や考え方であっても、それは立派な「ねばべき」くんに変身する。

 

そうなると、どうなるか。

自分で自分の首をどんどん絞めることになってしまうんです。

自分の心にある「ねばべき」理想に当てはまらなければ、あなたは気づかないところで自分を責めているだろうと思うんです。

 

笑顔で楽しく生きることがよい!(べき!)

なんて無意識で思っていたとしたら、壁にぶち当たって悩んでる自分に対して、さらに追い打ちをかけるように「笑顔で人生を楽しめていない自分はだめだ」なんて思っちゃう。

 

自分らしく生きるべきだ!

なんて強く思い込んでいたら、わたしの自分らしさって何だろう?なんて、あるようでない答えを探す長旅に出発してしまうかもしれません。

 

生き方や価値観に「良い悪い」もなければ、「ねば」も「べき」もありません。

 

そんなことは、言われなくてもわかってると思います、あなたも、そこのあなたも。

 

でも、固定観念だらけの中で生きてきた私たちは、本当にたくさんの「ねばべき」を持って生きています。それが無意識にあるから厄介でもあるんです。

 

一度、書き出してみて下さい。意識化しましょう。

「キラキラ☆ねばべき」には要注意ですよ。

 

正しい生き方など存在しないのですから。